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By O.C. Lovers | 2025年9月26日

アメリカのプリスクール(幼稚園)ってどんなところ?

アメリカ カリフォルニアに来て今年で12年、2024年から日米をつなぐ留学サポート事業を始めた私ですが、アメリカに来たばかりの頃、様々な出来事などをブログで発信していました。

当時の気持ちや考えていたことなどを懐かしみつつ、改めてここで振り返ってみるブログを更新中です。

(アメリカ カリフォルニア オレンジカウンティへの留学についてはこちらのページをご覧ください!)

今回はアメリカの幼稚園について。

当時私が実体験して感じたことなどを、是非お楽しみください。

★以下10年ほど前の私の記録です! ここで書いているルールや金額は当時のものですのでご注意ください★


アメリカのプリスクール(幼稚園)についてまとめます。

まず、日本の幼稚園にあたるものは、プリスクールとキンダーガーデンに分かれます。プリスクールは、おむつが外れた3歳頃~5歳まで、キンダーカーデンは、5-6歳の年長の年ですが、プリスクールの延長でキンダーガーデンのクラスに進むこともできますが、小学校にキンダーガーデンとして入学することもできます。

プリスクールの最大のポイントは、おむつが外れて自分のことを自分でできるようになった子が、教育を学ぶ場という点です。ですので、保育が必要な子は、Toddler(トドラー)クラスにて、まず自立を図ります。(保育園のような感じのクラスで、子供1人に対する先生の数も3人と多いです。)

プリスクールの位置づけ:
日本の幼稚園のように毎日行くという考えはなく、集団生活にならすために、週に2-3日という人も多いです。
フルタイムで働くお母さんなどは、週5日、9-6時のフルタイムで預けることもできます。

プリスクールの種類:
プリスクールもいろいろな種類があります。

まず、日系から。
日系の幼稚園も、週3日、週5日と選べます。
日本の習慣やしきたり、行事を中心に教えてくれるので、日本の幼稚園そのままを期待できます。
詳しい、幼稚園情報はこちら。
http://www.redacinc.com/LosAngeles/UsefulTips/SchoolInformation.aspx

現地のアメリカのプリスクールは、
1)市運営のもの
2)教会運営のもの
3)私立で、さまざまな教育思想に基づいたもの

などがあります。
3)私立の幼稚園がもっともメジャーだと思いますが、ここアーバインで一番びっくりしたのは、モンテソーリ幼稚園*の数の多いことです。うちの息子もモンテソーリに通っています。

*モンテソーリとは:イタリアの教育者、モンテソーリの思想に基づく教育方針。
ドイツのシュタイナーと2大教育思想で、シュタイナーとモンテソーリは真逆の教育方針だが、それぞれにいいところもあり、とても、人気かつ保育料が非常に高い。

日本の保育園との違いについて:
(日本では幼稚園に通わせてなかったので保育園と、モンテソーリ幼稚園の比較です。)

先生の比較:

日本の保育園の先生はすばらしい。人間力や社会性をきちんと教えてくださり、保育園でのお友達、先生との思い出は、一生の宝物になる、そんな体験でした。
こちらの幼稚園の先生は、結構、ドライです。とにかく、「子供の自立」を育成するために、かなり放任主義。日本のレベルを期待しているとがっかりします。

設備の比較:
設備は、とても清潔で、子供目線です。
しかし、モンテソーリにはおもちゃがなく、すべてが教育的ツール。
それでも、子供は目を輝かせて遊んでいるので、おもちゃの概念が変わりました。
お外遊びは、少なめ。日本のように泥んこ遊びはありません。

プログラムの比較:
日本の保育園は、
朝:絵本、お遊戯、外遊び、
昼:昼食、昼寝
午後:工作などのプロジェクト、遊び

といった感じでした。

モンテソーリ幼稚園では、
朝:レゴやブロックなどのおもちゃで遊んでいい時間
9:00- お仕事という名のワーク、外遊び
10:30ースナック(バナナやヨーグルト、チーズ)
11:30ーランチ 昼寝
2:30ー 起床して、自分のすきなお仕事(ワーク)をする

という感じです。
グループワークは少なめで、個人のスキルを黙々と高める感じです。
それでも、お友達同士もとても仲がよくやっています。

ワークの例:塗り絵もモナリザに。

はさみ:アメリカ大陸を切ってみよう。

食事の比較:
保育園のように給食はありません。お弁当を持参します。

日本の保育園の給食(おやつも)は、本当にすばらしい。手作りの暖かさに加え、栄養、味、見た目、衛生管理がしっかりしていて、給食がないことは、一番がっかりです。

ケーターリングでお昼を頼むこともできます。
さらに、おやつですが、1日2回のおやつの内、一回は、なぜか、親の寄付です。
このように、メニューが決められていて、親が担当の日のおやつを持参します。
これも、ちょっとがっかりなシステムです。

保育料の比較:
日本の公立の保育園、幼稚園は、月にだいたい4-5万(給食込み)くらいかと思いますが、こちらは、9万~12万(お弁当+スナック代別)。
私立、そして、モンテソーリ、そして、プリスクールは、絶対に通わなくてはいけないものではなく、個人の選択で通わせるので、とても高いです。フルタイムで働いていなければ、週5日、通わせたくないのもうなずけます。笑
日本と比較してしまうと3-4倍の保育料を払って、??というところもありますが、日本で英語のクラスに通わせたら、きっとお稽古代も高いと思うようにしています。

最後に、幼稚園でびっくりしたこと

*トイレトレーニングは親の責任。先生は教育者であり、保育者ではない!
娘二人のトイレトレーニングはすっかり保育園に任せきりで、今回アメリカでの息子のトイレトレーニングに苦労しました。(おむつが外れていないと入れない)

こちらの幼稚園では、お漏らしをすると、”Accident!”と言われて、ぬれた洋服の入ったビニール袋を罪人のように渡されます。涙

ある日は、”Poo Accident”(うんちのおもらし)をしてしまったとき、家に帰ってビニールを空けてびっくり!!うんちがそのままパンツの中に入っていました。。。。涙  いくら教育者でも、うんちくらい捨てて欲しかった。。。 

実は、この事件2回ありました。*お食事中の方、大変失礼しました。

*自立指導??
2日連続、お弁当箱がお弁当袋の中になかったので、3日の朝、先生に聞いてみました。
すると、幼稚園にはないとのこと。
その日のお迎えで、先生から、

「お宅の息子が自分のランチボックスをゴミ箱に捨てている!」
「今日は、その現場を発見して、ランチボックスを拾った。」
「きちんと、ゴミ箱にランチポックスを捨てないように指導お願いします。」

とのこと。

??がいっぱいでした。日本の保育園だったら、お弁当箱をしまうところまで先生が見届けなかったことを詫びられて当然と思ったからです。3歳の息子が毎日きちんとお弁当をしまえたら、ほめるべきで、できないことを注意するのも??ですよね。

さらに、その指導は母親なの? 幼稚園で起こることは、幼稚園で解決してほしいと思ってしまいましたが、それは、アメリカでは通用しないのかも。

こちらの幼稚園では、スナック持参、トイレトレーニングなど、日本の保育園と比べて、親の出番が多いので、子供が食べたもの、子供がしたことなどが分かって家でも子供との関わりがもっと深くなる、いい機会と捉えることにします。

日本の保育園はすばらしい! (日本の幼稚園との比較ができずにすみません。)


以上、いかかでしたでしょうか?

次回は、「子供は半年で英語をマスターできる」は、本当か?です♪

アメリカに来てとっても苦労した、車の免許をとる話はこちら!

アメリカ カリフォルニア オレンジカウンティへの留学にご興味のある方はこちらのページをご覧ください!

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