今回は、アメリカでの生活にかかせない、「車の運転」をテーマにします。
私が10年ほど前にアメリカに来たばかりの頃のお話しを振り返ったブログです。
かなり前の話しなので、当時と今では色々と変化しているところがあるかと思いますが、ご了承の上お楽しみください♪
★以下10年ほど前の私の記録です! ここで書いているルールや金額は当時のものですのでご注意ください★
日本で運転していた方ですと、運転自体には問題がないかと思いますが、交通ルールの違いによる戸惑いがあるかもしれません。 運転が苦手な私が、アメリカに着いた日からファミリーバンを運転するようになり1年、日本との運転についての違いについてまとめました。
日本との違いのまとめ:
1.左ハンドル・右斜線
慣れるまで時間がかかると思いますが、前の車をみながら運転している間に慣れてきます。特に曲がるときは、注意。私は、慣れるまで「右には、小さく(曲がって)、左には、大きく(曲がる)」と言いながら運転していました。
左車線に慣れているドライバーは、運転しながら斜線の右に寄っていってしまう習性があるみたいですので、意識して、左側を走ってちょうど真ん中になると思います。
2.スピードが早い
高速でのスピードリミットは、60ー65マイル*、普通の道で、50ー55マイル、住宅街で、35マイルなどが平均ですが、高速では、みんな80マイルくらい出ています。
*Mile(マイル)換算、Kmに1.6を掛ける。
体感的には、2-3割早いなと感じます。
こちらで遅すぎても違反なので、スピードを出さなければいけないときは、まわりの車に合わせていかないといけません。
また、黄色はススメで、通過しないと、急に止まって、後ろから追突されないように。
ちなみに、ドライビングテストでは、スピードを出すところで、出す、ゆっくりいくところでは、ゆっくりとメリハリをつけないと、合格できませんので、勇気をもってアクセル踏みましょう。
3.8歳までは、チャイルドシートが義務(カリフォルニア州)
こちらにくるときに、友達に口を酸っぱくして言われたのが、チャイルドシート。
チャイルドシートは、日本より罰則も厳しいです。タクシーでも、大人は、シートベルトなしでもいいけど、子供はしてくれ!とドライバーさんに言われました。(ちなみに、流しのタクシーはいませんので、電話でピックアップを頼みます。)
チャイルドシート違反の罰金は、600ドル(6万円)ほど取られてしまうそうです。
なので、こちらのママは、友達の子供を預かるときは、子供+チャイルドシートを借りて、運転しています。
4.高速は、ほどんど無料!(カリフォルニア州)
素晴らしいのルールとしては、こちらのフリーウエイは、無料ということ。みんな車で通勤するので、高速が有料だったら、困ってしまいます。(会社から交通費でないし。)
下道では信号が多くて、時間がかかるのですが、ちょっとでも、高速を使えば、かなり短時間でいろいろなところにいけます。(タクシーの運ちゃんのアドバイス)
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でも、このように、、たまに、一部の区間だけ有料のところがあります。
先日、またまた政府の人員削減の折、高速道路のキャッシュで払える料金所が撤廃され、有料道路を通る前後に、インターネットで支払いをするシステムに変更になりました。
詳しくは、こちら。
https://www.thetollroads.com
日本でいうETCをつけている人は、そこで支払いされるのでいいのですが、私はつけていないので、車のナンバーを写真に取られて、郵送で追徴されました。笑
5.赤でも右折OK!
さらに、素晴らしいルールとしては、信号赤でも右折は、一旦停止をして安全が確認されたら、曲がってもよいのです。だいたい道路は3-5車線あるおかげで、一番端の道路を譲っても交通に支障がないからです。これで、だいぶ信号待ちの時間短縮です。
気をつけなければいけないのは、左だけ確認して(自分がA)大丈夫でも、左折で斜めに同じ車線に入ってくる車(B)を見落としがちなので注意です。
6.高速:2人以上乗車で、カープールへ
こちらも素晴らしいシステムですが、高速道路の急行電車車線のようなカープールという車線が、一番左にあります。2人以上の乗車している人がいれば、この急行車線を使って、渋滞していてもスイスイと進めます。私は、家族が多いので、遠くへ行く時は、だいたいカープールに乗っていきます。車線変更も必要ないし、前の車さえ気をつけていればいいので、楽ちんです。
7.スクールバスに注意
スクールバスの後ろの赤いランプがついているときは、子供が乗り降りしているので、抜かさずに後ろで待機しましょう。普通のバスでは、ルールがないので、追い越ししても大丈夫です。
8.線路で一旦停止はしない、信号のない交差点は一旦停止
日本と違って、線路の前で一旦停止しません。あまり線路がないので、うっかりしてしまうと、後続車から追突されてしまうので、止まらないようにお願いします。
また、信号のない交差点は、ストップのサインで一旦停止します。自分以外の車が停止していた場合は、早く停止線に着いた車から発車できます。
このサインがあったら、優先権がないので、対向車などに道を譲る。
9.事故も多い、ポリスも多い。
こちらの車は、スピードがでているので、結構事故が多いです。フリーウエイ乗ると、必ずどこかでクラッシュした車が警察の取り調べを受けている光景にでくわします。それを見て、私も気を引き締めています。あと、びっくりするのは、いろんな車が走っている。とくに、カーズにでてくるメーターのようなおんぼろ車がのろのろと走っているので、危ないです。そのときは、速やかに車線を変更して進みましょう。
10.パーキングもすぐ取り締まわれる。
赤い縁石の道路は、駐車禁止。緑は、20分間のみ。青は、ハンディキャップの方専用なので、注意です。うっかり赤いペンキがはがれている場所に止めて、500ドルの罰金を取られたこともありました。
また、ショッピングモールのパーキングの注意点は、ショッピングをする方専用なので、モールにとめてすぐにモールの敷地をでるとだめなのです。パーキングパトロールに見つかると、Tow Awayと言ってレッカーされます。(友達は、レッカーされ、車を引き取りにタクシーで向かい、280ドルは払ったそうです。涙)
パーキングを取り締まるカートに乗った、Parking Enforcement
まとめですが、アメリカは車を中心として合理的に街が作られているので、日本とアメリカを比べると、実は運転しやすいです。 そして、知らない道でも安心なのが、すべての道に名前がついているのが、便利です。私は、日本では、知らない道はとても運転しづらかったのを思い出します。
ちょっとした注意点を知っているだけで、安全に快適にドライブしていろいろなところに、無料でいけますから(ガソリン代はかかります)、手軽に旅行もできます。
だから、アメリカ人は、連休になると、8時間や9時間のドライブはへっちゃらみたいですから、さすがです。うーん、私はもう少し、修行が必要です。
以上、いかかでしたでしょうか?
とっても苦労した【免許を取る編】はこちら!