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By O.C. Lovers | 2025年10月23日

ラーニングカーブ、子供の英語が上達するプロセス

アメリカ カリフォルニアに来て今年で12年、2024年から日米をつなぐ留学サポート事業を始めた私ですが、アメリカに来たばかりの頃、様々な出来事などをブログで発信していました。

当時の気持ちや考えていたことなどを懐かしみつつ、改めてここで振り返ってみるブログを更新中です。

(アメリカ カリフォルニア オレンジカウンティへの留学についてはこちらのページをご覧ください!)

今回は子供の英語が上達するプロセスについて。

当時私が実体験して感じたことなどを、是非お楽しみください。

★以下10年ほど前の私の記録です! ここで書いているルールや金額等は当時のものですのでご注意ください★


最近、学習における、ラーニングカーブに関しての気づきがありました。

先日日本人学校の面談の時に、現地の学校での英語学習が思うように進まないことを相談したら、先生から、「サイレント ピリオド」だという、指摘を受けました。

このサイレントピリオドをググってみたところ、とてもいろいろな文脈で使われていましたが、子供などの第二外国語習得に関連して、検索すると、要するに、最初の数ヶ月~1年半の間に、子供が外国語に触れているのに、まったくアウトプットできない期間を言うそうです。 まさにラーニングカーブでいう、最初のステージのことだなと。

でも、ここでは、きちんとインプットはできていて、頭の中で対応させたり、整理したりしている時期で、無理にアウトプットさせなくていいそうです。そのうち、自然と溢れ出てくると、ポンっと上のステージにジャンプするプロセスをたどるそうです。

直感的には、そうかなと思っていましたが、ベテランの先生に説明していただき、とても安心しました。また、母国語が良くできる子は、第二外国語の習得もよくできるという相関関係があるそうです。

さらに、このサイレントピリオドって、実は、他の学習でも同じことが言えるなと思ったら、今までの経験してきた子供たちの学習成果に、とても納得が行きました。

たとえば

実例1:娘のスイミング
日本にいるときに、かの北島康介さんが通った「東京スイミングセンター」に、月に6回一時間の練習を一年ほど通いましたが、一年で、クロール50Mはマスターし、背泳の途中まで行きました。次女は、同じペースで7ヶ月ほど通いましたが、顔付けを4ヶ月かけて、卒業し、5M浮くで終了しました。涙

一緒に始めたお友達は、すいすいと上のクラスに上がっていくのに、娘は、どうしたものか、つまづくことが多いなと不思議に思っていましたが、そのときにも、スイミングの先生に、「水慣れしているかしていないかで、成長する度合いが違う。水慣れにだいたい一年はかかる。」と説明されました。
たしかに、上達が早い子は、一年ほどホテルのプールに通っていたとのこと。

そして、アメリカに来て、セミプライベートのスイミングレッスン(週に1回、30分)を3ヶ月受けたところ、クロール、背泳ぎ、そして、今平泳ぎをマスターしようとしているのです。

学び:
ここで、何がいいたいかというと、お金をかけたのに、期待通り上達しないなと子供のせいにしてしまうのではなく、お金をかける前に、その環境に近いことを遊びの中で一年ほど慣れさせていくという準備が、ジャンプスタートには必要だということです。アメリカに来て、みるみる内に上達できたのは、日本でのコツコツとスイミングに通った経験があったからだと思います。

例えば、体操教室やバレエで上手になって欲しい場合は、教室に入れる前に、公園の鉄棒をしたり、芝生の上でストレッチしたりしておくこと。

実例2:お受験

実は長女は、小学校の受験、「お受験を」をしました。そのときに、5-6歳の年長さんでの受験準備に、3-4歳の秋、年中の秋には、お受験塾に入るべきとアドバイスされました。そして、最初の一年は、つみきやパズルのようなおもちゃ遊びなどをしているだけなのです。でも、その具体物で遊んでいる経験が、後のペーパー問題を解く時に、頭のなかで、具体物とリンクさせて、思い浮かべることができるようにする訓練をするということなんだなと。

どうも、塾に行って、おもちゃっぽいものをしていると、お金を無駄にしたような気になって、「遠回りでは?」「もっと本番で役に立つものをしてほしい」などと思ってしまいますが、そのサイレントピリオド的な学び、インプットがないと、後からの伸び、アウトプットする力が発揮できないのでしょう。

あとは、保育園の子供は、お受験に向いていないとどこも塾でも言われます。
理由は:1)学校側が働いているお母さんがPTA活動に参加してくれないと困ると思っている。そして、災害時などの引き取りなどで、働いているお母さんとの連絡がとれないなどのトラブルを避けたい。2)幼稚園児は、保育園児よりも、指示行動になれている。(先生の指示を最後まで聞き、その通りに行動できる。)

この2つの理由は、よく聞きますが、ボトルネックの問題ではありません。
学校側の対応も変わってきているので、面接の受け答え方次第のところもあり、(祖母が迎えにこれる、というなど。)保育園児も一年以上塾に通えば、指示行動のコツや基本テクニックは押さえることができます。

しかし、最大の保育園に通う事のデメリットは、まわりにお受験する子供が少ないので、「なんで私だけ、勉強しなくてはいけないのか?」というそもそもの疑問が払拭できず、モチベーションが保てないことです。

学び:
とにかく、遊びながら、学ばせる環境を早くから整えること。具体物での学習→概念の習得を終えてから、応用となるお受験テクニックに進めるように、かなり前から準備が必要である。あとは、子供のモチベーションが保てるように、お受験するお友達とのネットワークも大事。

実例3:モンテソーリ教育

息子が今、アメリカのモンテソーリの幼稚園に通っています。この幼稚園に関しては、いい部分と悪い部分がありますが、教育という観点からすると、とてもいいシステムです。

悪い点としては、サイレントピリオドを知らない先生も多いのか、3歳の息子がはじめの3ヶ月に全く話をしないとのことで、「発達障害」を疑われたことがありました。(こちらの幼稚園では、よくあることのようです。)

私から見れば、英語が分からないから話さないだけだと言いましたが、家でも母国語できちんとコミュニケーションができているかなどの調査をたくさんされました。私は家で、文章で話しているし、お友達もいると言っても、車のことをぶーぶーと言ったから、赤ちゃん語を話していると判断されて、もう少しで、センターに送られるところでした。

よい点としては、一クラス、23人の児童に2人の先生で、縦割りの3歳から6歳の子供が一緒に学習するシステムで、グループでの時間は、社会性を身につけられ、最大の長所である、先生と1対1で学ぶ時間では、家庭教師のような、じっくりと自分のペースで新しい概念を学ぶことができるのです。他の児童を教えている時は、一人で復習する時間になります。

6-7ヶ月たったころ、息子もぽつぽつと英語を話し始め、そして、モンテソーリのワーク(お仕事)がよくできるようになり、先生も、知能遅れではないことを認めてくれるようになりました。笑 そして、最近ものすごく、英語も、算数も、どんどん興味を持って、自分から、コンピューターの学習ゲームで学ぶようになりました。(親は楽ちん)

モンテソーリは月に10万前後の高い投資ですが、このシステムを家庭教師のように先生が毎日じっくり教えてくれるサービスを考えたら、「後のび効果」をとても期待できるため、効果的だと思います。以前、ディズニーの英語システム、家庭保育園の英才教育玩具セット、ベネッセしまじろうなどを試しましたが、結局、親がきちんとその意図や遊び方を理解するまでに時間がかかり、親の協力がないと、子供のモチベーションが保てず、買った価値が半減するなと思いました。 子供だけに任せると、違った使い方、本来の意図通りの学びが得られず、分かりやすい玩具(たとえば、YOUTUBEやゲーム)に勝てないのです。

学び:
教材やプログラムを買うなら、教えるシステム(先生や家庭教師)までついているものにしないと、結局無駄になることが多い。(親が時間をかけて頑張れる、そのシステムを熟知している場合は、大丈夫でしょう。私には、向いていません。)

最後に、今まで、数々の習い事(スイミング、ピアノ、絵画、ヤマハ、バレエ、英語、フランス語など)をしましたが、半分は無駄に終わっていました。なんとなく「親が得意な事は、子供も得意になる」なと思っていて、それは単に遺伝もあるのかなと思っていましたが、きっと親が子供と一緒のこの「サイレントピリオド」を充実させてあげられるからなのではと気づきました。ピアノの上手なお母さんは、空き時間に遊びながらひいてあげられます。

今まで、半分は無駄になると分かっていながらも、いろいろと習い事トライするのは、どこが無駄になるかが、試してみるまで分からなかったからですし、自分が不得意だから、子供に習わせたいという気持ちが強かったのですが、実は、逆で、自分が得意なことを子供に習わせたようが、投資効果が高いのです。 自分が不得意なことは、じっくり学べるためのマンツーマンシステムのために、時間とお金をかけないといけないのです。

この「サイレントピリオド→後のび」に気づいたため、教育に関してのお金をどこにどう投資するかが変わってくるし、より無駄が少なくなるような気がしました。

これからもトライ&エラーがあると思いますが、アメリカに来て、10ヶ月で、まずは、大きなきづきがあってよかったです。


以上、いかかでしたでしょうか?

次回は、お母さんの時間とお金の使い方:去年の自分を振り返って。です♪

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