アメリカ カリフォルニアに来て今年で12年、2024年から日米をつなぐ留学サポート事業を始めた私ですが、アメリカに来たばかりの頃、様々な出来事などをブログで発信していました。
当時の気持ちや考えていたことなどを懐かしみつつ、改めてここで振り返ってみるブログを更新中です。
(アメリカ カリフォルニア オレンジカウンティへの留学についてはこちらのページをご覧ください!)
今回は質問する力について。
当時私が実体験して感じたことなどを、是非お楽しみください。
★以下10年ほど前の私の記録です! ここで書いているルールや金額は当時のものですのでご注意ください★
今週は、アメリカ人のスキルから学べることをまとめていますが、今日で最終回です。
最後は、「質問する力」です。
こちらに来て、びっくりしたのは、アメリカ人は、質問ありますか?と聞かれるとすぐに質問できる、こと。 日本では、会社のセミナーなどで、質問ありますか?と聞かれても、しばらく無言が続き、たまに質問する人がいる程度。「個別の質問だから、会が終わったら個別にきけばいいや」と思ってしまうことも多いです。こちらは、Q&Aが長いです。笑
質問する理由は:
*聞いた内容をクリアにしたい
*話し手に話された内容のフィードバックをしたい(ここをもっと説明してほしかったなど)
*自分がきちんと聞いていたことを示したい(相手のために、自分のために)
*まわりの人も質問したいことかもしれないから、代表で聞いてみる
前提として、全員理解レベルや予備知識が違うのだから、話し手が全員のニーズを満たすことはできない。だから、話し手は、分かりやすく話すことにベストを尽くしますが、各個人のレベルの違いについては、質問者がそのギャップを埋める質問をするべきと考えています。内容が分かる、納得することは、聞き手側の責任でもあり、お互いの時間を使って話をしているのだから、お互い最大限の内容を持ち帰るべきと思っている。
多くの質問しない人の理由は:
*質問したい内容がすぐには思いつかない
*あとで、分からないことは、あとでグーグルで調べればいいや
*質問したら、相手に失礼(もしかして、説明してたことを聞き逃してるのかも)
*まわりの人は、もう分かっていることで、自分だけが分かってないことに時間を使うのはよくない、知らないことを人前でさらすのもいやだ
*個別の案件だから、会が終わったあとに聞けばいいや
なんとなく、セミナーを聞いてしまって、あとですぐに忘れちゃうことも多いですね。
最初の、「質問したいことがすぐには思いつかない」といういう理由、けっこう多い気がします。
先日、商談などのミーティングで、「何を質問すると自分にとって、後でいいことがあるのか」という内容の授業がありました。
より自分があとで使える情報にするために、自分に有利に相手を導くための質問について、まとめます。
1.話し手が話す内容の背景となる質問 (今の仕事の前には、過去にどういった経験をされたのでしょうか?取引先にはどのようなものを求めていますか?など)
2.話し手が話した本当の動機、課題をきく質問 (今のお仕事で、何が一番問題になっていますか? 将来どの方向に事業をのばしていきたいですか?)
3. 結果にたいする質問 (今までにその問題を解決するために、どのような取り組みをしましたか?そして、どうでしたか?)
4. 解決するための質問(私は、このような提案ができますが、興味はありますか? もし、この提案を受けたら、御社にとってどのようなメリットやデメリットがありますか?)
5. アクションへ移るために確認するべき質問(このプロジェクトを進めるために、御社はどのようなメンバーの方に声をかけますか?)
というように、漏斗を狭めていき、お互いのWINWINに導いていくとのこと。
このようなベストプラクティス(最善のやり方のまとめ)は、大変、役に立ちますね。
最後に、分からないことを質問しないで終わるのは、やめようと思いました。とにかく、質問が思い浮かばなければ、上の5つの質問をしていけば、最後に、自分にとって有意義な果実が得られそうな気がします。
以上、いかかでしたでしょうか?
次回は、日本人は、数字に強いのか?!です♪
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