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By O.C. Lovers | 2025年10月6日

日本人は、数字に強いのか?!

アメリカ カリフォルニアに来て今年で12年、2024年から日米をつなぐ留学サポート事業を始めた私ですが、アメリカに来たばかりの頃、様々な出来事などをブログで発信していました。

当時の気持ちや考えていたことなどを懐かしみつつ、改めてここで振り返ってみるブログを更新中です。

(アメリカ カリフォルニア オレンジカウンティへの留学についてはこちらのページをご覧ください!)

今回は日本人は、数字に強いのか?!について。

当時私が実体験して感じたことなどを、是非お楽しみください。

★以下10年ほど前の私の記録です! ここで書いているルールや金額は当時のものですのでご注意ください★


こんにちは。 アメリカの大学でビジネスを学んでいる、すみえです。

今週から、苦手なファイナンスの授業に入り、どんよりしています。
(外は、40度超えのピーカン晴れですが)

私は、数字が苦手、どうも苦手です。でも、そう思って、クラスでまわりを見わたすと私より数字がとても苦手そうな人がいっぱいいるので、「もしかして、私できてるほう?」と最近、自己イメージがアップしています。笑 (ちなみに、インド人がいたら、一番の優等生に違いないですが)

振り返れば、16歳でアメリカの高校に交換留学したとき、同じような、不思議な現象が起こりました。あんなに苦手な数学が、アメリカにきたら、A+(優の優)ばかり。
英語がめちゃめちゃ片言なのに、数学がめちゃできる転校生、そのギャップに注目が集まりました。笑
サイン、コサイン、タンジェント(みなさん、標語のように覚えてますよね、意味はもう忘れましたが)をスラスラと解ける私をみて、まわりのみんなから、You are a math genius!(数学の天才)と呼ばれていました。当時の友達やホストファミリーも、数学が得意なすみえと今でも言っています。 もし、あのまま数学ができる人というレッテルのまま、アメリカで過ごしていたら、きっと、エンジニアなどの理系の道に進んでしまっていたのでは?と思うと、とても怖いです。笑

一般的に、アメリカでは、アジア人に対して、「理系、数学に強い」というステレオタイプ(思い込み)があり、分からないことをアジア人に聞いてきます。(数字の苦手なアジア人にとっては、大迷惑)でも、英語がネイティブでない人は、数学で秀でないといけないという逆の真理もあります。たとえば、大学院やMBAを受けるときに必要な、GRE/GMAT(英語と数学の2つ)という入試テストでは、英語をがんばるより数学で点をとるほうが、まだ可能性が高いので、英語で点数をとれない日本人は、数学でほぼ満点をとらないといけないというプレッシャーがあるのも事実です。

さて、ファイナンスの授業を受けながら、数字に強くなるには?と考えたことのまとめです。

1)計算を自分でしない。エクセルにまかせる。

計算と、数字を読むことを混同していると、数字への苦手意識が残ります。数字の何がいやなのかを考えると、「計算」がいやなことに気づきます。計算は面倒くさいし、人間だから、ケアレスミスをします。計算ミスをすることへの長年の学校での経験(テストや試験)経験が、数字をみると思い出されてきて、苦手意識、間違えないようにというネガティブ意識を引き起こします。よく考えれば、ビジネスでは、エクセルが全部の計算をしてくれるので、エクセルで計算式だけ自分で作れればいいと割り切りましょう。
また、数字のうつし間違いを防ぐために、すべて、エクセルへは、コピペします。

2)%や比率を使って、数字が語るストーリーを読みとりやすくする。
とにかく、エクセルを使って、%や比率を割り出しましょう。%や比率を使うと、数が小さくなり、数同士の関係にフォーカスしやすくなるので、数の意味が分かりやすくなります。あとは、図形ように、数字のパターン認識能力で、この数より大きい、小さい、年々、数が大きくなってる、小さくなってる、など、小学生問題になります。数字から事象(ストーリー)を読み取れてくると、結構、数字を見るのが楽しくなってきます。

3)数字を「自分事化」する。
ビジネスの世界では、どんな部署の人でも、マネジメントレベルになると、数字を避けていると、致命的な結果になります。逆に言うと、数字ができると、信頼度が増して、仕事がしやすくなります。ビジネスの世界は、”Cash is King!” の世界ですから、つねに、売り上げ、利益、コスト、配当、、、全部、How much? の質問に答えなければならないのです。これを自分事化するために、このお金が自分のお金だったらどうする?と、損したら、自分が損すると連動して考えると、さらに、真剣になれます。特に、学生が社会人になったときにも、この自分事化するスキルが必要です。すでに社会人の方も、お金に対して、自分事化すると、もっと積極的に無駄の排除や売り上げにつながるきっかけを数字から導きだせるかもしれません。 アメリカのセールスマンが、だいたい歩合制(ボーナス比率が大きいコミッション制) なのもうなずけます。

4)日本の数学教育を卒業したことを誇りに思う。
あんなにいやだった数学。でもその数学を日本で中学、高校まできっちりやっていれば、グローバルレベルでは、かなり上のほうであることを再認識すること。(インド人の次にできるかも?)日本人の中での出来、不出来は、世界の水準で見れば、日本人全員がトップ20%の中でのちょっとした優劣の比較だと自分に言い聞かせましょう。子供の頃、くもんや、そろばんを習っていたら、きっと、トップ10%に入っていると思います。笑

最後に、レストランにいくと、どうも、15%のチップの計算が苦手で、やっぱり私は、数字が苦手といつも思っていました。でも、アメリカ人にどうやってそんなに早くチップの計算をしているのかと聞いたら、税金8%(カリフォルニアの場合)の表示を、単に2倍して端数を切り捨てることで、だいたい15%の金額を計算しているだけだと知りました。なーんだ、なんでも、コツを知ると、意外に簡単なことに気づきます。

とにかく、自分は数字が苦手、というのをやめてみるとにします。


以上、いかかでしたでしょうか?

次回は、英語のコミュニケーション力をのばすには? その1です♪

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